ぬか漬けが少し気になっている方へ
- ぬかり あるこ
- 4月26日
- 読了時間: 5分
更新日:4 日前
はじめに
ぬか漬け、食べたことありますか?
おばあちゃんちで食べた?
もしかして、Z世代 α世代はおばあちゃんちでも出てこないかもしれない...
ぬか漬けって地味?ちょっと古臭い
毎日混ぜる?難しそう
Y世代^ ^;の私も以前は自分には無理と思っていました。
この記事では、ぬか漬けを知らなかった私が、ぬか漬けにハマった理由や、始め方、続けるコツなどを紹介します。
ぬか漬けが少し気になっている方の背中を、そっと押せたらうれしいです。
ぬか漬けとの出会い
私がぬか漬けを始めることになった、きっかけ。
それは、稲垣えみ子さんの著作を読んだことでした。
会社を辞めて、冷蔵庫も洗濯機も手放して、それでもとても豊かに暮らしている稲垣さん。
全部同じように真似することは難しいけれど素敵だなと思う部分がたくさんありました。
特に心を掴まれたのが、ぬか漬けのある暮らしを楽しそうに語っていたところ。
そして、ぬか漬けを使ったアレンジレシピがどれも本当に美味しそうで…
食べることが大好きな私は、そう間を空けずにぬか漬けのある生活に突入することになりました。
ぬか漬けって、そもそも何?
ところで、「ぬか漬けって、そもそも何?」と思っている方も多いかもしれません。
ぬか漬けとは、米ぬかと塩水を混ぜて発酵させた「ぬか床」に、野菜を漬けて作る漬物
ぬか床の中には、乳酸菌などがたっぷりいて、入れておくだけで野菜をおいしく変えてくれます。
そう、発酵食品なのです。詳しいことはわからなくても、体に良さそうですよね。
味は、塩気と酸味にプラスして旨味があって、「ぬか漬けってこんなに美味しいんだ!」と驚く人も多いかもしれません。
旨みって何!?
旨味って、何って思った方!
私の拙い説明よりも稲垣えみ子さんの言葉を紹介します。
う、うみゃい......。
それはもう、経験したことのない味であった。
微妙な塩気と、それだけではない複雑な旨味。そして生でもなく加熱したものでもない、しっとりとした弾力のある食感。これはどうやっても、つまりは我が家に山ほどある世界の調味料を複雑に組み合わせて、さらに似たり焼いたり揚げたり揉んだりあらゆる手段を私の全精力を尽くして料理したとしても、絶対に出せない味であった。
「もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓」 稲垣えみ子著 株式会社マガジンハウス発行
どうでしょうか。
新生姜のスライスのぬか漬けを初めて食べた時の稲垣さんの言葉です。
世界の調味料を組み合わせても作れない味!!
どんな味か気になってきたのではないでしょうか^ ^
ぬか漬けに はまった理由
私ですが、ぬか漬け歴は3年ほど。ほぼ毎日食べています。
特別マメでもないし、熱しやすく冷めやすい性格なのに、不思議とぬか漬けは続いています。
続いている理由はたくさんありますが、
一番は、美味しいから!!
とにかく、美味しい。子どもも毎日喜んで食べていますし、それどころか、離れて暮らす子どもと夫も、「ぬか漬け食べたい」と言いながら帰ってきます。
おふくろの味ってやつですね(^^)
うちはそれぞれ本当に好みがバラバラで、食事に行くにもお店が永遠に決まらないくらいなのに、ぬか漬けについてはなんと全員一致で大好きなのです。
一見地味なのに、これほど人を惹きつける力があるとはびっくりですね。
恐るべし、ぬか漬け...!!
ぬか漬けを始める
ここまで読んできて、ぬか漬けをはじめたくなった方、思い立ったが吉日
早速、準備を始めましょう
必要なものは3つ
ぬか床(米ぬか+塩+水)
一からぬか床を育てる場合、米ぬかが800g200円ほどなので安く始められますが、発酵してくるまで2週間ほど。
待てない方は、すぐに漬けられるタイプのぬか床も手軽でおすすめ。700円くらいで買えると思います。
容器
これは本当になんでも良いと思います。まず家にあるもので、早く始めてみてもらいたい。
しいて言うなら蓋つきのもの。なければラップをすれば問題なしです。
私は、無印良品の「蓋が選べるホーロー保存容器」をメインで使用していますが、ぬかの量が少ない時は100均の「丼ぶりサイズのプラスティック容器に蓋がついているもの」も使用しています。1人暮らしにもおすすめサイズです。
容器を洗いたいときは、ボウルに移し替えておくこともありますし、容器の違いによる問題を感じたことはありません。
おしゃれにぬか漬けライフを楽しみたいなら野田琺瑯でしょうか。
使ったことはないのですが憧れます...
なんにしても家にあるものか、手に入りやすいものを使用してぬか漬け熱が冷める前にレッツトライです!!
野菜
発酵済みのぬか床を使用する場合は、きゅうりや人参、家にあるものでOK
一から発酵させる場合は、捨て漬けをするのでキャベツの外葉や芯、大根の葉などのクズ野菜を用意と言われれいますが、別にぬか床が完璧に育たないと食べられないわけではないので、いきなりきゅうりや人参入れても良いと思います。最初は「ぬか」と「塩」の味がします。それが酸味と旨味に変わってくる過程を楽しみながら、味見していれば2週間くらいすぐです。
ぬか漬けを続けるコツ
ぬか漬けを続けるコツも稲垣えみ子さんの言葉を引用させていただきます。
......実はこれがおいしいぬか漬けを食べるための最大のキモかと思うのですが、「ぬか漬けやってみたけどうまくいかなかった」「ぬか床をダメにした」という人は、結局のところぬか漬けを食べない人なんですね。だって毎日のように食べていたら、世話をするも何も毎日混ぜざるを得ない。ダメにすることなんて、そもそもあり得ないからです。
「もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓」 稲垣えみ子著 株式会社マガジンハウス発行
いかがでしょうか。コツは一つ!
毎日食べる!!
私はこれを読んでこれならできるかもしれないと思い、この通りにしてきた結果、3年経ちました。
さいごに
今回は、私がぬか漬けにハマった理由や、始め方、続けるコツをお伝えしました。
気持ちの面のハードルが少しでも下がっていたら嬉しいです。
詳しいやり方は他のブログをぜひ参考にしてみてくださいね。
完璧じゃなくても大丈夫
ぬかりがあったって、気にしない
そんな毎日を、一緒にのんびり楽しみましょう
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